【カメラ用語解説】双眼鏡の「倍率」とレンズの「焦点距離」

☆そのレンズって何倍?




 

望遠レンズを装着したカメラで撮影していると「そのレンズって何倍?」などと声をかけられたりする事はありませんでしょうか?

 

写真愛好家にしてみれば、レンズは焦点距離が基準なので「そういわれてもなぁ・・・」と返答に困った経験があることと思います。

 

カメラ機材に詳しくない方でしたら「〇〇倍」とすぐ聞いてしまうのが普通だと思いますが、これは双眼鏡(望遠鏡)は倍率で表す事に関係があるのかもしれませんし、その知識がなければ無意識に「倍率」で質問してしまうのかもしれません。
もしかしたらカメラ・レンズの「ズーム倍率」(例 24-240mm:10倍ズーム)と混同しているのかも・・・

 

それではレンズの焦点距離を「倍率」に換算し、物差しを同じくして語る事ができるのでしょうか?

「倍率」と「焦点距離」の関係をひも解いてまいりますのでご一読いただけましたら幸いです。

 

 

☆双眼鏡の「倍率」とは?




倍率とは、双眼鏡で覗いた像がどれだけ大きく見えるかを表します。たとえば、10倍の双眼鏡ならば、100m離れたものが裸眼で10mの距離から見るのと同じ大きさで見えることになります(距離を10分の1まで縮めて見ることを意味します)。

 

 

☆いま話題のPowerShot ZOOM




12月10日に発売されたPowerShot ZOOMは、焦点距離(35mm判換算)を100mm/400mm/800mm(800mmはデジタルズーム)に切り替えてかんたんに超望遠撮影を楽しめる新コンセプトのデジタルカメラです。

 

展示に際し、デジタルカメラコーナーに展開していただいているケースが多いと思いますが、撮影できる望遠鏡として双眼鏡コーナーに展開していただくのも効果的かと思います。

 

その際にいただくのが「双眼鏡でいうところの何倍なの?」というご質問です。

ではPowerShot ZOOMの光学400mmは何倍に相当するのでしょうか?

 

 

☆「倍率」と「焦点距離」の比較




双眼鏡の仕様を表す場合、上記の様に「倍率」×「対物レンズの有効径(mm)」とされていますので、前半の数値がそのまま倍率となります。

 

焦点距離において、ヒトの視界に近い画角で一般的に標準レンズと呼ばれる50mm(35mm判換算)を1倍とした場合、焦点距離400mmが8倍相当に換算されます。

つまり、PowerShot ZOOMで光学400mm相当に切り替えた場合は「8倍」の双眼鏡と同等の大きさで見える、また撮影ができるというワケです。

 

双眼鏡コーナーに並べて展示する際に、参考にしていただけましたら幸いです。

 

PowerShot ZOOMの情報はこちら
https://cweb.canon.jp/camera/dcam/lineup/powershot/zoom/

 

Canon BINOCULARS 双眼鏡の情報はこちら
https://cweb.canon.jp/binoculars/